ペットの飼い方などお役立ち情報コーナー「ゆじ動物病院」
動物ペットの飼い方などについての説明をお役立ち情報として掲載。飼い方に関して他に疑問な点がございましたら、お気軽にご相談下さい。また犬猫の性格、体質、お食事、既往症などについてもご心配な点があればお気軽にお申し出下さい。
--ゆじ動物病院-- お役立ち情報コーナー
福岡前原ゆじ動物病院の役立ち情報を知っておくことはは、言葉を話せない動物にかわって、病院以外で原因発見のための大変重要な手がかりになります。一番の発見者は「買い主」であるお客様ですので、日頃からのお得情報・お役立ち情報が健康管理・注意が必要となります。
常にペットの健康状態を把握するのが買い主の役目です。
ペットの日頃のしぐさなどのちょっとした変化が、病気等の早期発見につながります。
犬や猫の基本的な飼い方と注意点を把握しておく事、
そして「ワクチン」による予防接種は最低限済ませておくべきでございます。
犬の最大の関心事は、食べることです。従って食欲がなくなったら、どこかに異常がある可能性が高いと考えられます。人間も食欲がなくなれば、何かの病気が疑われます。食欲の有無は、健康の状態を非常によく反映するものなのです。
ときには、食べ過ぎや夏バテなどが原因で一時的に食欲がなくなることもあります。
また、逆に食欲がありすぎるのも病気の1つです。特に中年以降の犬は、糖尿病や副腎の病気で食欲が異常に起こることがありますので注意が必要です。ですから、いろいろな条件も考えあわせた上で、愛犬の食欲の状態を観察しましょう。
愛犬がいつものように元気かどうかも、病気の重要な判定基準になります。健康な仔犬は動作がきびきびしており、活発に動き回ります。ですからぐったりしているような場合、何かの病気が疑われます。当然、高齢になるに従い、活動力は低下しますが、いつもと様子が違う場合は、病気の徴候である可能性があります。「もう年をとったのだから、動かなくなるのは当たり前」と決めつけず、どこかに異常があるのではないか疑ってみる必要があります。
また、活発さは眼にも反映されます。元気な犬はいきいきとしてものを見ます。飼い主が動けばその方向に眼を動かします。また、眼に輝きもあります。飼い主にも、周囲のものにも関心を示さず、眼の輝きが失われ、トロンとした状態になったり、眼をキョトキョト動かす場合は、病気が疑われます。
活動すると咳込む犬は、心臓病の疑いがあります。動くと容体が悪化するので咳が出て、活動をやめて休むと咳は少なくなります。しかし、病状が進行すると、休んでいても咳をするようになります。また、心臓病が原因の咳は、特に冬季の夜中によく出ます。ちょうど喉に刺さった骨を吐き出そうとでもするように、「ゲエゲエ」と苦しそうに咳をするのが特徴です 。ガチョウが鳴くような咳といえば、わかりやすいでしょう。運動させると咳をしたり、夜中に咳が出る場合、心臓病にかかっている可能性がありますから、すぐに動物病院で診察してもらってください。なお、心臓病の犬に運動は禁物です。心臓病と診断されたら、必ず安静を保ってください。
体重と健康状態には深い関係があります。たとえば、愛犬が数カ月にわたって断続的に下痢をしているとします。下痢の原因の1つとして、腸の病気が考えられますが、体重の変化によって、腸のどの部分の病気であるかの判定がある程度できます。もし愛犬の体重が、下痢の始まる前に比べてかなり減少したとしたら、その下痢の原因は小腸にあります。小腸は栄養を吸収する所ですから、その部分に異常があると栄養を吸収できず体重が減少するからです。
これに対して、下痢が続いていても体重の減少が伴わない場合、下痢の原因は大腸にあることがわかります。大腸は水分を吸収するところですから、水分の調節機能が悪いために下痢をするのであり、栄養は小腸ですでに吸収されているので、体重にはあまり影響はないわけです。下痢の治療方法は、その下痢が小腸性か大腸性かによって異なりますから、体重の変化の観察は大切です。
便は体の一部といわれるほどで、健康状態の重要な指標になります。下痢をしている動物の便を調べると、いろいろなことがわかります。たとえば、便に粘液や新鮮血が混じっていて、排便の回数が多く、量が比較的少ない場合は、下痢の原因は大腸にあると考えられ、また下痢をしている動物がよくおならをしたり、お腹にさわってみて、お腹がゴロゴロし、ガスが発生しているようなら、原因は小腸にあると考えられます。
便の中に寄生虫がいれば、寄生虫感染を考えなければなりません。
一般には、便が異常であっても、70%は重篤な病気ではありませんが、残りの30%は早期に治療の必要な病気である可能性があります。その判定は獣医師にしてもらう必要がありますが、飼い主の方も愛犬の便をよく観察し、血が混じっていないかどうか、臭いはどうか、量や回数は多いか少ないかなどに注意して、獣医師に報告するようにしましょう。
今までお薬を飲ませることが難しかった猫ちゃんでも、細かい点に気をつけて頂くと、驚くほど上手にお薬を飲むことが出来るようになる子も多いのです。
例えば手で飲ませるのではなく「投薬器」を上手く使うとか、猫があばれにくい場所で使うなど(猫が一度も入った事のない場所などは効果的です)、さらに猫ちゃんが泡を吹かないよう1度で飲ませる等のコツも必要です。
猫ちゃんはおしっこのトラブルが出やすいです。細菌性や結石などが多いですが、注目して頂きたいのが若い猫で一番の原因、高齢猫でも二番目に原因として多いと呼ばれる「特発性膀胱炎」です。つまり理由がはっきりしていない膀胱炎です。現在では、ウイルス性説、神経過敏説などが有力といわれています。
幼少期の猫ちゃんがかかりやすい「猫伝染性鼻気管炎」という病気があります。
この病気は一般には「猫カゼ」と呼ばれ、目ヤニ・クシャミ・鼻水が症状として出て来ます。特に野良猫ちゃんがこの病気にかかりやすく、飼い主さんがいないので適切な治療が遅れ、後遺症として鼻症状(慢性副鼻腔炎)が残りやすくなります。一度副鼻腔炎を患ってしまうと、人間の場合と一緒で治りが悪くなってしまいます。
「吐く」という症状が実は隠れた病気のサインである事も非常に多いのです。もちろん、猫ちゃんが自分で身づくろいをする際に胃の中に毛玉ができてしまう、というパターンは多いです。しかし吐いた物の中に毛が混じっていない場合、様々は病気の可能性を考えて治療や検査をしていかなければなりません。
1、吐いた後、食欲はありますか?
2、吐いた物の中に、血は混ざっていますか?
3、食後、どれくらいの時間で吐きますか?(直後、○分後、○時間後・・・)
4、どれくらいの頻度で吐きますか?(1日に○回、週に○回・・・)
5、吐いた物はどのような形ですか
・棒状に、消化されていない食べ物が出る場合
・消化された食べ物が出る場合…
など飼い主さんにお家でチェックして頂きたいです。
「うちの子はお腹が弱くて・・・」と相談される飼い主さんがいらっしゃいます。幼い頃からたまにお腹を壊す子は、場合によっては特殊な細菌が増えてしまって、体調が良い時は悪さをせず、体調が悪くなると悪さをするという事があります。
これらの細菌の特徴で、排便してから検査をするまでの時間が長くなれば長くなってしまうほど数が減ってしまい見つけにくくなってしまいます。便をしたらなるべく30分以内に検査してもらうか、病院で直接採って検査をしてもらうべきです。当院では状況により、直接お尻から便を採って検査を行っております。
初めてワンチャンやネコチャンを飼い始めると、どんな予防をしてあげればいいのかわからない飼い主さんも多いはず。そこで、最低限しなくてはならない予防についてお話します。
他にもノミ対策・狂犬病予防注射・寄生虫の定期駆虫・定期健康診断など、皆さんの大切なペットたちの健康管理には考えていただかなくてはいけない事が多くあります。動物病院スタッフにお気軽にご相談下さい。
各種感染症のウイルスの毒素を弱めた抗原のことです。ワクチンが体内に入ると、この抗原に対抗するための抗体が体内で作られます。
そのために、次に本物の強い病原体が体の中に入ってきてもその抗体で病原体を退治することができるようになるのです。簡単に言うとバイ菌の予行演習です。
心臓や肺動脈に細長いそうめん状の腺虫(フィラリア)が寄生して、循環器障害、呼吸障害、腎肝疾患などを引き起こします。
ほとんどは無症状のうちに病気が進行し、物が詰まったような咳をする、疲れやすくなったなどの症状がでた時には、かなり障害が進んでいて死に至ることもある恐ろしい病気です。
フィラリアに感染している犬の血液を吸った蚊が他の犬を刺すことにより感染します。
成虫になったフィラリアはたくさんのフィラリアの子虫(ミクロフィラリア)を生みます。このミクロフィラリアを吸血した蚊がまた他の犬を刺すことにより、フィラリアは広がって行く事になります。つまり、感染している犬がいる限りフィラリア症は無くならないのです。