ゆじ動物病院 VoL.58の3:歯周病についてです!
ゆじ動物病院 VoL.58の3:歯周病についてです!(2013-01-01)、福岡前原のゆじ動物病院がお届けする季節のイベントやお客様にとてもお得なニュース情報満載
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2013/01/01 掲載!
では、歯周病ってどんな症状が見られるの?
永久歯に生え変わった犬・猫の歯には歯垢(プラーク)、歯石が着きやすくなります。歯垢が着くと、歯が黄ばんだり茶色っぽくなります。すると、歯肉が炎症を起こし、赤く腫れ、出血などを起こしやすくなります。
さらに炎症が歯肉だけでなく、その他の歯周組織にも広がり、
歯周炎も起こします。
歯周炎を起こすと、さらに出血しやすく口臭が強くなり、歯周ポケットが形成され、膿が貯まったり、歯肉が退縮し、歯がぐらつき、抜け落ちてしまうことがあります。
6歳以上の犬の85%が歯肉炎や歯周炎を起こしていると言われています。
歯肉炎、歯周炎を起こした犬・猫は痛みや歯のぐらつきで食餌や飲水が難しくなり、食欲、元気がなくなったり、口元を触ることを嫌がるようになります。
さらに、炎症が拡がりひどくなると顔が腫れ、眼の下に穴があき排膿したり、下顎の骨が吸収され、薄くなり、硬い物を噛んだだけで骨折することもあります。さらに細菌やその毒素や炎症物が血液中に入り心臓、肝臓、腎臓など全身性の病気を引き起こすこともあります。
歯周病を予防するためには?
歯垢は3日で歯石に変わるといわれています。歯石が着くと、さらに歯垢が着きやすい環境になり、歯石がさらに着く・・・という悪循環が起こってしまいます。
歯垢は食生活を見直し、毎日の歯磨きや、歯垢を予防する食餌などで予防できます。
しかし、歯石がつき始めると日常ケアではなかなか取ることは難しくなります。その場合、スケーリング(歯石除去)できれいに取り除くことができます。
年に1回程度行うことで歯周病を予防できます!
