ゆじ動物病院 VoL63の3:変形性脊椎症についてです。
ゆじ動物病院 VoL63の3:変形性脊椎症についてです。(2014-01-01)、福岡前原のゆじ動物病院がお届けする季節のイベントやお客様にとてもお得なニュース情報満載
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2014/01/01 掲載!
しかし、痛みを伴う病気では同じ様な症状を示すことがあります。“椎間板ヘルニアだっ!”と思いこんでしまうと大変な病気を見逃してしまうこともあるので、異常が見られたら早めの受診をお勧めします。
同じ背骨におこる病気として・・・
○変形性脊椎症(へんけいせいせきついしょう)
背骨に見られる変形性の病気で、髄核が飛び出しておこる椎間板ヘルニアとは異なり、椎体(背骨を構成する骨)が棘状の突起やブリッジを形成します。周囲の神経を圧迫して痛みや麻痺、ふらつきなどの症状を伴うこともあります。
老齢犬に多く見られ、老化現象の一種として考えられてはいますが、その原因には姿勢、運動、栄養状態、外傷などが関係しているとも言われているため、若いからといって油断は禁物です。
もし、気になる症状が見られたら?
気になる症状が見られたら、早期診断・早期治療を。
病院で行う検査は、まずは神経検査、レントゲン検査を行います。病状によってはCTやMRIなどの検査を行うこともあります。治療は抗炎症剤や鎮痛剤、関節保護剤などの内科的治療を行いますが、症状が重度であったり、改善が見られない場合などには外科的治療が必要な場合もあります。
注意することは?
好発犬種である場合は特に注意が必要です。
・体重管理(肥満は大敵!) ・生活環境(段差を極力減らす)
・栄養管理(バランスの良いフード) ・運動(適度に筋力を保つ)など適した管理が大切です。また家庭での抱っこの仕方にも配慮が必要です(背骨に負担がかからないように、平行になるような抱き方をする)
日頃の生活環境に注意していきましょう!!
